ちゅいんぐゎ vol.6 感想
一人っ子の方三人(住田別雨さん、松本てふこさん、ミヤコンドリアさん)が作っていらっしゃるちゅいんぐゎというネプリ(今回は note で公開されています)を読みました。
お題は、仮想遠征ということのよう。
詩「処女地区」(住田さん)は言葉で街を作っているような詩だと思いました。色や風景が模様になり模様がリズムになり、また濃淡に戻利、何かの興亡を見ているようです。五色のリボンの糸電話が好きです。宝塚の五色の虹からきているんでしょうか。
俳句連作「遠征に行きたい」(松本さん)は遠征に行きたい気持ちがリアルに感じられてくる作でした。コインロッカーの句が大きな荷物をがしがし出し入れしている感じに、薄暑が効いていて好きです。その後身軽になって風が吹いてきてスタジアムに行くのですね。
ミヤコンドリヤさんの写真のベンチのナップサックが、そこにいない人を感じさせて、ぐっときました。
大変な中ですが、またの発行も楽しみにしています。